丑三 やギ の削除コメント



理想屋と現実屋がいる時、理想屋の方が増しと普段は思っています。理想屋は、現実に合わせざる得ない面があって、暴走が抑制されるからです。現実屋は、どんどん目の前の現実に追従して、どんどん堕落して行きます。

しかし理想屋にも、どうしようもないのがいます。ブログにあるように「先に理念を出してそれに現実を合わせようという」無理やりや、他に、そういう事は、試してみなければ分からないと粘着して言う者です。

待ってくれと思います。高い所に行けば、重力の関係で堕ちます。高い所が高ければ高いほど、危険性は増すばかりです。こうした一目瞭然の危険を分からぬ者は、理想屋とは言わず『夢想屋』です。先見性皆無です。簡単な予想は可能で、対処の方法は限られて来ると思います。

『夢想屋』の言う事も、己に無かった視点も時に有るので、よく聞かねばなりません。しかし、空きタイヤに身を潜めて、ナイアガラの滝から落ちても大丈夫とかの無謀な真似はしたくないし、するなと言いたいです。

「ワークシェアリング」は、緊急救命の現場で、医師が、精根尽きて、そうせざる得ない時だけに行われるものでしょう。医療の日常に「ワークシェアリング」を入れたら、精神が弛緩して、熱中症死の多発した病院のように、医療現場の質が落ちると思います。患者への責任を多数で共有して、医療に対する責任が希薄になって行くと思います。医師としての職業魂が無くなって、目前の仕事のノルマをこなせばよいくらいの程度に医師が劣化するのではないでしょうか。

人の死に鈍感になった国は、色々種類があって参考に見る事が出来ます。みんな劣等です。つまり「ワークシェアリング」は、共産主義、イデオロギー国家みたいなもので、その大失敗を考えていないものです。

「ワークシェアリング」で代わりを作るのは、人ひとりに、モウひとり加えれば済む問題ではないです。仮に本命が姿を消したとして、代打が出れば、大変な時間をかけて、再び代わりを教育しなければなりません。費用が膨大にかかります。これは連動して、あちこちに枝葉が広がって影響が出ます。

「ワークシェアリング」を採用するなら、3〜5倍の経費と時間がかかるのではないでしょうか。業務の形態によって様々と思いますけれども、経営しながら現実に構築しようとしても。非常に難しいものがあります。これは見解の出ている通りです。

医療現場の過酷さを解決するなら、国ぐるみでないと難しいと思います。要は人員と報酬の問題です。国民全体の議論と国の補助がないと無理に思います。

日時
2018-09-22 16:37
投稿者
丑三 やギ
記事
「男女平等イデオロギー国家・スウェーデン」小林よしのりライジング Vol.285
No.
90