南青山D.J の削除コメント

遅ればせながら、更新ありがとうございました。

今回の「中高年ひきこもりは親の責任」よくぞ言ってくれました!と感涙の極みです。
まさに私が「いじめの定義」を危険視したのがこの部分なのです。
「いじめられっこは常に正しいからずっとそのままでいい=弱者はずっと弱者でいい」
なんていったら結局何も努力はしない、一生周りのせいにして肉体だけが育ってゆく
そして弱者のルサンチマンだけがどんどん膨れ上がっていく。
…こんな人達ばっかの状態にして「徴兵制復活」したら毎日のように「銃乱射」が起こるのではないか?と。

その一方で現在発売中のSPAのゴー宣に自殺率の増加、
そして別記事にある「いじめから逃げろ」で当時不登校になった人たちの今
さらにいくつかの雑誌では「あのころいじめられた人達の復讐」なんて記事が出るありさま。
登戸の事件も、元次官の息子の事件も当事者が「いじめられっこだった」ということが判明して以降、
すっかりTVで扱われなくなってしまいました。
そりゃ「いじめは被害者が100%正しい」と標榜している以上、扱いづらいでしょうからねぇ。

あらためて「中年ひきこもり問題」は親の責任の話だけでなく、当時の教育等の膿が
どんどん先送りしてきた結果噴き出してきたものではないでしょうか。
次官の息子の件は、明らかになるたびに目が点になってきました。ゲームだけで32万円ということは
住まわした億ションの家賃や食費、光熱費云々で月の生活費は100万超えていると思います。
また彼と同世代のいわゆる団塊ジュニアの収入のみ他と比べて落ちていることも忘れてはいけません。
低所得の中必死に働いてる人がどれだけいるか。
元次官は国民の平均所得の何倍もの金額をひきこもり息子に何年も、
いや何十年も与え続け息子を甘やかしてきたわけです。正直バカにしてます。
(月に100万とすると年間1200万円、とすれば今までに数億円はぶっこんだこと間違いなし)
当然、ひきこもっていると人と接することはないため社会性は育ちませんし、
なにより情報が偏ったものしか手にはいりません。
ただでさえ人を見下して生きてきて、その結果周りから総スカン喰らったわけです。
よしりん先生も「そんな人間はどこへ行っても嫌われ、孤立する」と書いています。
それで下手に「勉強ができた」ものだからまさによしりん先生が指摘した
「オウムにはまった高学歴者」のように「人を見下すプライド」だけがどこまでも膨れ上がっているわけです。
そんな引きこもった人間にテレビなどで散々言われている
「いじめの定義=被害者が被害を受けたと感じたらいじめという犯罪、被害者は100%正しい」
という思想を受けたらどうなるかは考えるまでもありません。
「自分がうまくいかないなのは社会からいじめられたせい」などと解釈して
「社会に復讐する」のが出るは当然の結果ではないでしょうか。

まさに「子供を独立させることが親の使命」ですが
今にして思えば、彼ら団塊ジュニアの小学校のころは既に教育の意味が変わって歪になっていたと思います。
「いい学校、いい会社」を目指して子供のころから塾通いが当たり前で
「教育は100%強制的に知識をひたすら暗記させるもの」とする体罰セットの『詰め込み管理教育』が当たり前でした。
はちまきしたり、宗教の題目のように「合格するぞ合格(以下略)」大声で暗唱したり
(「今日も塾で明日も塾で毎日塾だ~」って歌もあったな確か。)
「世間ににはエリートか屑かの二種類しかいない」とか怒鳴る講師はいたし
「字はできるだけ小さく書け」とか「周りは全て敵だ」とか
「いじめられるのはそいつらが才能に嫉妬しているからだ」とか
疑問におもったりしたら「世間の言うことは敗者の戯言だから聞いてはいけない」とか
多少トチ狂ってたような塾が山ほどあったような気がします。
で、合格者のみ卒業式があって中学受験通っただけなのに「君たちは人生の勝者です」(大爆笑)
(ちなみに飛行機で東京の塾通いして東大入ったって伝説になったのがいたが…そのうちの一人が会社の資産カジノで潰したあの)
で、その結果か「学力は世界一」になった当時の日本ですが、
(そりゃホリエモンみたいに「金に女はついてくる」てのでるわけだ)
その世代がバブル崩壊で就職の門を閉ざされ、今や非正規の割合が最も多い世代だったりするのだから何だかなぁ。
で、実は院卒よりもバブル崩壊前に就職できた落伍者と思ってた人達が現在上手くいってたりするのだから(笑)
で、そのバカな偏差値プライドにしがみついたバカが言い出したのが「働いたら負け」だものなぁ。
…もしかしたら「ゆとり教育叩き」もこういう奴らの幼稚なプライドを支える根っこになってたりして。

その一方で無事就職できたのが子供を通わせる段になると
「受験に不要な知識はいらない」とパワハラ親になったり、
全国規模で受験特化して「未履修問題」が起きたり、成績で配分予算を決めたりするわけで。
…とうぜんそんなんだから「危険な人間」もそりゃ増えますよねぇ。

そしてよく考えなければならないのは「ひきこもり100万人以上」という数字
うちやらかすのが『わずか1%』だとしても「1万人以上」という恐ろしい数字がでます。
この数字、どっかの政党の構成員やどっかの宗教の信者数よりもはるかに多い。こわ。
いやそもそもこれだけの大量の引きこもりがいたという現実、今まで見て見ぬふりをしていた気がしてなりません。
なによりこれだけのひきこもりがまともに働いていれば
日本の不況はなかったと思うし、労働力として移民をいれる必要はなかったのではないでしょうか?
ほぼ手遅れの中年になってから騒がれても…親の老年期になって責任を説いても…と思うと同時に
「ゆとり教育の失敗」からかつての「詰め込み管理教育」が理想化されたりしていますが
彼らの世代が受けてきた教育はやはり失敗だったのではないか?と思ってしまいます。
(正直どっちもアホだと思ってるけど。両極端に走りすぎてて。)

そういえば「このハゲー!」の豊田真由子も、もくれん師範が取り上げた杉田水脈も千葉麗子も、
そして丸山穂高もこの辺の世代。
いやこの辺りの教育を受けた世代が事件でも、政治でも問題を起こしまくっているというのでは?ないでしょうか?

さらに8050問題ですが、これは「ひきこもり」の問題だけではありません。
たとえば親世代が自営業だったりすると年齢のこともありますが
いきなりの病気や事故などで突然廃業ということもあります。
その分の負担は当然団塊ジュニアの息子に押し寄せてきますし、核家族が増えている以上、
一人当たりの負担額は貯めていた長らく貯めていた金なんか一瞬で消えます。
正直2000万円騒動はかなり的を射てると思います。いや正直、それでは足りない!
…なにより忘れてはいけないのは、その世代は「非正規割合〈数ではない〉が多すぎる」という点ですね。

日時
2019-06-16 09:32
投稿者
南青山D.J
記事
「中高年ひきこもりは親の責任」小林よしのりライジング Vol.318
No.
546