【大東亜論を読んだ感想】
「論から物語へ」の言葉通り、純粋に漫画として楽しめました。
スケールの大きい理想を持ち、それを実行した男たちの躍動を
迫力のある絵で表現されていて圧倒されました。
そして【大東亜論】もまた「ゴーマニズム宣言」なのだと思いました。
「人間が一番守らなければならないものは『美意識』である。」
と、この作品から感じ取ったからです。
「ゴーマニズム宣言」は美意識の所在を明らかにしてきた本であると、私は再認識した次第です。
さて【大東亜論~巨傑誕生編~】で印象に残った場面は、
箱田六輔が割腹した話です。
また、頭山と玄洋社が、箱田家を手厚く援助し続けた話に涙が出ました。
「頭数にたのむ精神」ではなく「一人を以て千万人に当たる気概」こそが、
公のためには必要であると、我々も知らなければならないと感じました。
「一人でいて淋しくない人間になれ!」
また、来島恒喜の臣事の決行、そして自刃の場面に涙しました。
「天下の実行者と事を共にする」と言った
来島恒喜の言葉は重いと思いました。
「天下の諤々は君が一撃にしかず!」
私は、現在の時事問題について、自分はどのように考えるべきか、
毎週配信されている小林よしのりライジングを読んで学ばせて
頂いております。
正しい判断をするためには、正しい情報を得ることは大切と存じます。
しかし最も大切なことは、「正しい美意識を磨き続けること」であると
【大東亜論】を読んで感じました。
【大東亜論】はまだまだこれからも続くとのこと。
頭山満をはじめ玄洋社の男たちの躍動と美意識の物語に、
刮目していきたいと存じます。これからも期待しております。