こいら の削除コメント

>>72
sigma10さんへ。
なるほどね。やはりあのドラマは事実を誇張した側面があるのかもしれませんね。
私が思ったのは、日テレが「弱者を描くことに対するリテラシー」に欠けているのかな?という印象は受けたのです(あくまでもネット上の情報を参考にしての話ですが)。
片方で24時間テレビで障害者のことを「清く正しく美しく」というプラトニズムの言葉でイメージを植え付け、もう一方で弱者の実情をあまり取材もせずに作家の印象でドラマ化してしまう。
もちろん、日テレサイドに意図的に弱者を傷つけるつもりでドラマを作ったつもりはないのでしょうが、巷に蔓延する「ポエム化された言葉」への違和感が表現者の動機にあったのかもしれませんね。
ですが、それならば、24時間テレビできちんと障害者の実情をプラトニズムの言葉ではなく、正確に伝えるべきではないか、とも思うのですが…。
ドラマを作る表現者の立ち位置も分からなくはないのですが、本体のテレビ局の姿勢がぐらついているような気がしてならないし、それが不快感を増幅してる気がしてなりませんね。
言ってみれば、日テレは24時間テレビでは、薬害エイズの時の川田龍平のことは描くけど、大貫武といった「イメージに沿わないエイズ患者」は最初から排除する、みたいな感覚で障害者を描いてる、という「悪意」があると思うし、そこに向き合うことなく今度は児童養護施設の子供を扱ったドラマを作ってしまった、みたいな違和感があるのかもしれません。
障害者ならば支援者などが徒党を組んで「弱者権力」になる可能性はある(じっさいそういうこと-市民運動-に利用されている障害者の存在も私は知っています)のですが、子供の場合は弱者権力のダシに使われる可能性はあるのかな?とも思います。ただし、今このドラマに抗議してる養護学校の関係者が子供をダシにして弱者権力を作ろう、という意図はなく、とにかく現場の意見として受け入れられないのだろうな、ということは推測できますが…。
ううん、ポエム化社会のテーマとは少し外れたかもしれませんが…。

日時
2013-12
投稿者
こいら
記事
「『ポエム化社会』にある深刻な問題とは?」小林よしのりライジング Vol.70
No.
79