宏美さんの話にも衝撃を受けました。
僕は以前、精神保健の分野に関わっていたことがあって、これも虐待のうわさを聞かないものだから、虐待は過去のものだと思っていました。
ノーテンキな公務員ですみません…。
ところで、宏美さんはイタリアの精神保健のことをご存知ですか?
実は、イタリアには精神病院がないのです。この国は70年代後半にバザリア法という法律で精神病院の廃止を決定、患者は地域で暮らしながら、治療や予防などを地域の精神保健センターで受けるというものです。そして、患者たちは自分たちで仕事を得ながら地域で生活できているみたいです。
僕は精神病院を否定するつもりはないのですが、病院にいまだに虐待があるのなら、病院そのものを無くすという方法もあるということです。
こいらさん
精神安定剤のような薬の処方について、社会の関心が高まっていることもあり、国も医療機関も注意しだしているところです。
しかし、中には相変わらずこれらの薬をどんどん出す病院もあるらしく、それでも「患者を診て判断した結果」なので、中々口出はできないのです。
しかも、「薬をいうがままどんどん出す病院」はいい病院だと思われるため、患者も多いのです…。