「建国記念日」成立をめぐる攻防戦、読み応えがありました。父親は左翼学者に、息子は男系絶対派と、皇室の断絶を企んでいるような連中に祭り上げられる三笠宮家って皮肉な宮家だなと感じました。
今回の「ゴー宣」を読んで、田中卓先生は凄い学者なんだなと痛感させられました。「天皇論」で高森先生が田中先生の前で凄く緊張している様子が書かれていましたが、まさに古代史学会の王貞治や長嶋茂雄といった感じなのでしょうか。
僕も田中先生の新書を読ませて頂きましたが、値段が数百円の新書で先生の著作を読めるという事は、とても贅沢で幸せな事なんだなと思いました。自称保守の学者達は田中先生を「まともでない学者」と言っているようですが、誰に向かって口聞いてるんだと言いたくなりました。