みるみるさんはじめまして
再処理工場では使用済燃料を切断して硝酸で溶かし
ウラン、プルトニウム、その他の核分裂生成物に分離します
ウランとプルトニウムの溶液は精製し硝酸を取り除いた上で再び核燃料に加工します
その他の核分裂生成物を含む廃液が高レベル廃棄物となります
この廃液を液体のままタンク入れるというような保管方法では
10万年もの長期間耐えることができないので溶けたガラスに混ぜて
ステンレス製のキャニスターに注入し
冷やして固めて長期間の保管に耐えるようにしたものがガラス固化体です
このように再処理工場で行われているのは化学的な処理によって
使用済み核燃料を分離精製しているだけです
これらが放射性崩壊に大きな影響を与えることはないと思います
高レベル廃棄物を再処理すると低減期間が短くなるなんて事は六ケ所村再処理工場を所有する日本原燃のサイトにすら書いてありません
地層処分を事業として行う原子力発電環境整備機構(NUMO)のサイトにも「放射性廃棄物を数万年以上にわたり人間の生活環境から隔離するために・・・」
とありますから8000年は間違いでしょう。
高速増殖炉については長くなりそうなのでまた書きますが
そもそも完成しないものに期待しても仕方ありません
ここで飯島勲氏が述べている最終処分場は20年後までに準備すればいいというのも相当おかしいです
20年以内に最終処分場が確保できるのかという問題も深刻ですが
今、脱原発すれば当面この問題はなんとかなるという結論になりかねないもので自爆していると思います
これも長くなりそうなので時間があったら書きます