こんにちは。今日の道場はどうだったでしょうか?
社会が女性の立場で動いていないで「専業主婦が保守的だ」なんて倒錯した価値観から抜け出していないことが、今の日本の大きな問題だと思います。
少し話はそれますが、ゴー宣道場があった今日(3/2)、私は知り合いの誘いで地元のアマチュア劇団の演劇を見に行きました。
演じ手も脚本も20代の若者が中心で、ある男性が作った300万円の借金を一日という期限内で返すために、その男性の友人と言うか、仲間の若い男女が知恵と体力を振り絞って奮闘する様を描いた内容なのですが…。
男の登場人物が2人、女が2人という設定の脚本だったのですが、男の方は「宝くじを買い占める」とか「自分が作った芸術作品をネットオークションに出す」とか非現実的な解決策しか出せないのに対して、女性の方が「地道に働いて返す」という現実的な解決策を提案する、みたいな内容でした。
これはあくまでもフィクションであって、物語というかお話の中のことかもしれませんが、この脚本を書いた20代の若者は「男性よりも女性の方が地道に働く強さを持っている」という事実を自明のものとして感じている、ということに少なからずショックを受けたのですが…。
やはり、女性が現実的な視点を持ってるし、いざとなったら自分が犠牲になる、という覚悟で仕事をしているという事実が現代日本では明らかなんですよね。それを全く踏まえないで「女がみんな専業主婦になれば日本は強くなる」とか言ってる自称保守の知識人の女性(曽野綾子とか長谷川三千子)の方が現実を踏まえてないな、と感じてしまいます。
もっと、社会の現場でも、働く女性が堂々と大手を振って歩けるみたいな仕組みを作ってもいいと思うし、それしかこの沈みかけた日本を明るくする手段はないと思います。それを20代の若者は肌で感じているから、現実からずれない女性像を演劇の世界で描けるのでしょう。
バリバリ働く女性を男が家事や育児で内助の孝を働かせて守る時代が来ても、面白いと思いますよ。
長文失礼しました。