「奥さまは愛国」をテーマにした「よしりんに、きいてみよっ!」見ました。小林先生と泉美さんの「マックスハイテンション」ぶりが、とても面白かったです。
僕もこの本を読みましたが、一番印象に残ったのが北原みのり氏の「竹田研究会潜入レポート」のくだりでした。それだけに、お二人の「竹田研究会」に対する容赦ないツッコミが、可笑しくてたまりませんでした 。僕は竹田恒泰の「おしゃべりクソ野郎」ぶりがいかにも「胡散臭い」と感じましたが、参加者が誰一人それに気付かなかったのかと不思議に思いました。講演の最後に自分が作った米や酒を売るなんて、悪徳商法っぽいじゃないですか。
排外デモに参加する女性や、今回のベビーシッター事件を見て思ったのですが、なぜ簡単にネットの情報を鵜呑みにする人が増えたのでしょうか。例えば「日本にレディーファーストはいらない。なぜなら男が先に部屋に入って、敵がいないか確認するから」なんて、普通の人なら胡散臭いと感じるでしょう。
ネトウヨは「ネットで真実に目覚めた」と言いますが、真実ってそんな簡単に見つかる物なのですか?困った事があればすぐネットに頼るというのは、いつもドラえもんの道具に頼るのび太と同じではないでしょうか。一時的に問題は解決できても、最後には惨めなオチが待っており、自身の成長に繋がらないというのも同じだと思います。最近、ネットとユーザーの関係が「ドラえもんとのび太」の関係にそっくりだと思うようになりました。ネットを「ドラえもんの不思議なポッケ」と勘違いしている人が多いように感じます。
今回の「よしりんに、きいてみよっ!」を見て「胡散臭い」と感じたものにツッコミを入れるクセをつける事や、その基礎になる正しい知識・常識を身につける事の大切さを学びました。これからは「ツッコミ力」を磨いていきたいと思います。