閑人 の削除コメント

今回のゴー宣は度々取り上げられる共同体の重要性とネット
が抱える問題を具体的に学びました。

近所に住んでる妹夫婦は4歳と1歳の子供を抱えていて、
夫婦共々公務員をやっていて、今は妹が育児休暇をとって
子供を育てています。端から見ても子育ては大変なようで
妹は体調を崩しがちになり、度々実家と夫、それぞれの
両親に頼っています。
比較的生活環境に恵まれた妹夫婦でもそんな有様なので、
「信用できる人との繋がりを、普段から作っておかねば
ならない」という、よしりん先生の意見にはまったく同意
です。一方で、今回の事件のようなシングルマザーの場合、
育児と仕事に加えて一からの人間関係の構築にまで力を
注げるかと考えてしまい、共同体は長い時間の積み重ねで
できた信用を担保する側面があったことを知りました。

ネットが人間から知恵を奪うという言葉はまったくその通り
だと思います。
ネット上での繋がりは他者との関わりで生じる軋轢や束縛は
起きません。しかし、それは人との付き合い方を学ぶ経験を
積めないことも意味しています。
実際に自分は学生時代に苛められていたこともあって人と
関わるのを避けてきました。そのため、両親からは「お前は
人との付き合い方が下手だ」とよく言われます。
事件の当事者であるシングルマザーも、付き合い方の経験が
足りず、知恵を働かすことができなかったのだと思います。

ネットは情報が氾濫しています。しかし、それを鵜呑みにする
ことは人間から思考と経験を奪うことだと改めて感じました。


「学園Z(絶人)」を描く切っ掛けはヒーローが顔を隠すのは
敵に正体が知られて周りに被害が及ぶのを防ぐためと、よく
雑誌に出てくる言葉を鵜呑みにしていた自分にとって目から
鱗でした。どんな些細なことにも疑問を持ち、それをテーマに
してしまえるよしりん先生の思考の柔軟さが改めて羨ましいです。

日時
2014-02
投稿者
閑人
記事
「やむを得ないからネットでシッター?」小林よしのりライジング Vol.79
No.
182