ゲスト の削除コメント

さて、全然感想が投稿されない中、
どこまでネタバレを書いていいのか判断に困りますが
管理人のゴスケ君はこの私レイゴックを消し去る気満々なので
ネタバレしてもまあ大丈夫でしょう。
たまたまこのコメントを見た新おぼっちゃまくん4話未読の方は
ここから下の部分は読み飛ばして下さい。

セクハラヒステリーを擬人化した孕芽というキャラについてですが
このキャラは平均より気持ち上くらいの美少女顔にしておいた方が
その後の展開における、主張しておきたいセクハラヒステリーの問題点を
より強く浮き彫りに出来たと思います。
孕芽を美ボリンや美々美さん以上のブサイク顔
女版怒玉勝悪か!と思う程の凶悪顔に設定した事で
この顔で彼女が「私も傷付いた、私も被害者、ミートゥー」
といった所で 「誰がお前なんぞに欲情するか!」と
誰も同情しないどころか
ベンジャミン「何という思い上がった女よ…!!」
と怒りすら覚えるキャラになっているんですね。
もちろんあえてそれを狙ったギャグなのはわかりますが
彼女がセクハラの被害者として他の登場人物や読者に
同情される余地があった方が、がその後の
相手が美少年の場合の二重基準の卑劣さが際立ったし
茶魔との決着戦で彼女が仕掛けた罠も単なるギャグでなく
意味ある物となり緊張感も増したと思うのです。

彼女のセクハラ認定には最初から共感する余地がまったく無く
誰も同情しないギャグでしかないので
自分はセクハラの被害者として世間に同情され、
その事を錦の御旗にして 独善的なセクハラ糾弾を
散々行ってきたくせに、自身が個人的に好意を抱いてる
美少年、アイドル、有名人的な人物(ここでは柿野くん)
が加害者になった場合、はっきり「傷付いた」と断言してる
被害女性(白豚似のモブ)の心に思いを馳せてやるどころか
「白ブタのくせに柿野くんを犯罪者あつかいするひどい女」
「こんな女のそばにいたらセクハラ冤罪の被害者になる」
などと罵倒する卑劣な二重基準女
と作者側が意図した セクハラヒステリーへの異議申し立ての効果が
あの読者に全く同情されない超絶凶悪ブサイク顔のせいで半減
もしくはそれ以下になってる様に感じました。

また最後のボンデージ衣装による色仕掛けで茶魔を惑わせて
【たとえ女の方が明らかに男性の性的興奮を誘発させる事を目的とした
服装をしていても、 それを男がエロい目で見たら問答無用でセクハラ】
と茶魔をセクハラ認定しようとする戦法の説得力が薄まって…というか
効果0の状態になってしまっているのが勿体無い。
彼女がセクシーボンデージ衣装を着たところで
見た読者が吐き気を催すだけなので、せっかくの茶魔が
孕芽の誘惑セクハラ認定作戦をはね除けながら
子供視点で真理を突いて勝利するという
ラストの演出がパワーダウンしてるんですよね。
茶魔は何故か最初孕芽の誘惑衣装を見て照れて怯んでますが
読んでる読者も茶魔と一緒に孕芽のセクシーさに
ドキドキするような要素は0ですからね。

よしロリ先生が小学生女児にセクシーボンデージ衣装を着せるのは
仮面チャマダーの回でドクター・モオに改造された
美ボリンと大亀津依奈のコンビでありましたが
あれも美ボリンの姿には「オエ~」となりましたが
大亀津依奈の方(作画・末永)にはちょっとドキドキしたものです。
あの化け物(孕芽)を見て吐き気は催しても、
性的興奮を覚える読者は男女問わず皆無なので
最初色気に怯んだ茶魔と読者の一体感がなく、読み終えた後
「あれをはね除けて頭脳プレイで見事勝利した茶魔スゲー」という
高揚感がイマイチになってしまうのです。
やはり変態エロサンタ服で怒玉勝悪の塾に乗り込んだ艶子先生を見た時の様に
読者も漫画のキャラ達と同様にドキドキする一体感が欲しかったですね。

日時
2021-11-09 05:52
投稿者
ゲスト
記事
「芸術家と偏執性~ルイス・キャロル編」小林よしのりライジング Vol.274
No.
212