私は小林先生や井上先生の主張、ご意見を尊重、重視し、尊敬もしていますが、宮沢先生の主張、ご意見を斬って捨てることもできません。本当の感染経路はもっと長い時間を掛けないとわからないのかもしれません。中川先生を突き飛ばしたことは言語道断ですが、宮沢先生もウイルス学者としての今までのキャリア、これからの仕事を考えてのご発言と思い、それなりの重さはあると思っています。
短期間ながら大学医学部で助手として基礎研究していた者として思ったことは、あれだけ素晴らしい業績を残されている宮沢先生が、なぜ教授になれずにキャリアを終えなければならないのか腑に落ちたことです。日本の大学では敵を作らないことが教授への近道です。陰で「あの人はちょっと・・・」といわれたら、ある意味終わりなんです。自分の感情を制御できない人は教授にはなれませんね。