こんにちは。
小林先生の消費税に関する見解、先生にしては珍しく、物事の一面からのみ語られているように感じます。
私も消費税に関して色々と書かせて頂きましたが、『納税の義務を重視するナショナリズム』と『国家経済の興隆を重視するナショナリズム』が平行線を辿っている感じです。
本来、どちらも重視されるべきですが、現状、後者があまりにも蔑ろにされている状態です。
私も、自身の損得勘定は抜きで、日本経済が抱えている問題点を探るうちに「消費税」に突き当たったに過ぎません。
このまま消費税の欠陥を放置すれば、日本は経済のみならず、社会構造もどんどん劣化して行くでしょう。
これを憂慮し、消費税の廃止を含めた税制を見直す動きを「左翼」と定義づけるのは、少々短絡的とも思えます。
私は、消費税廃止か、それに比肩する思い切った経済対策を打たなければ、日本経済はこのまま凋落の一途を辿り国家存亡の危機を迎えると思っております。
ですので、「左翼」と言われようが『国家経済の興隆を重視するナショナリズム』は捨てません。
ケインズ先生も終生「共産主義者」との誹謗中傷を受けていたそうです。それを考えると、国家経済の行方を憂慮して「左翼」呼ばわりされるのは、むしろ名誉な事だと思っております。