生放送を拝見しました。私はもくれんさんと同世代ですので、統一協会の悪辣さについては記憶がございます。当時のゴー宣も読んでいました。この件は「安倍さんが亡くなってかわいそう」で終わりにしていい問題ではございません。岸田首相は、安倍氏の国葬を通じて何をされたいのでしょう。既に個人としての葬儀は済まされているはずです。いま行わなければならないのは、亡き安倍氏に代わり、自民党と統一協会との関係を国民に対して説明をすることでしょう。このままでは自民党は、国民の幸福の礎たる家庭を破壊するカルト集団と、一蓮托生の関係にある「反社会的政党」という誹りを受けることになります。諸外国からの弔意や、市井における憐憫の情を利用して全てをなかったことにしようとするのは許されません。
また、このようなカルト集団を擁護する知識人の存在には驚くしかありません。思えばオウム真理教も、吉本隆明を始めとするシンパの存在がありました。統一協会に関しても、知識人たちの責任が問われるべきでしょう。かれらが己の言行を隠蔽するために火消しを図っているとしたら、これもまた許されるべきではありません。
それにしても、ゴリゴリ右寄りの安倍政権関係者たちが、裏で反日自虐史観そのもののカルト集団と昵懇の間柄であったのは複雑な気持ちになりました。なるほど、であれば2015年の慰安婦問題の日韓合意も何か「背景」があったのではと推測できる。協会の教義では、「エバ国日本」が「アダム国韓国」に貢ぐのは当たり前だそうですから、韓国の反日イデオロギーの中で最も悪質な部分が自民党に入り込んでいることは想像に難くない。今後、下手をすれば岸田政権が倒れかねないスキャンダルが噴出するかもしれない。野党の面々、各週刊誌共にこれを見逃さないでしょう。
もっとも、その外野の人々にすらもカルトが入り込んでいる恐れがある。引き続き注視していきたいと思います。