倉山皇室論 その12
P93
「御成長~お妃探し~お世継ぎづくり」と、当たり前のことを当たり前に行うのは誰の人生にとっても当たり前ではないのです」
…………
「当たり前」の表現に引っ掛かりをおぼえますが、反応してると先に進みません。
…………
「既に、悠仁殿下のお命を狙う不逞の輩……」
「今は皇族が少なすぎて、皇統保持の危機なのです。」
P95
「お妃探しにしても「皇族相手ならどうせ名誉毀損裁判~」……略……」
…………
基本的には正しい……が、それは愛子さま、佳子さまにもいえること。確かに現行の皇室典範ではそのまま当てはまる。だからこそ、その状況は危険。
「皇族相手なら……」も当然だが、「一般人のご結婚相手(候補も含め)なら大丈夫」にはならんよ?倉山。
再三にわたって著書内で「小室圭氏……眞子さまの伴侶」、その取り上げ方……名誉毀損ではないのか?
細かいようだが「お妃」という表現も「底意」を感じる……まあ、これは私の邪推かもしれない。
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同頁最後から
「女系天皇容認論者として知られる皇室研究者の高森明勅氏は著書『「女性天皇」の成立』(幻冬舎)の中で、皇族減少にともなう公務の負担軽減策など誰も求めていない、と言い切っています。」高森氏は善意で……略」
「……ごもっともです。そこだけ聞けば、と言うしかありません」
「しかし、皇室においては、お世継ぎづくりが最優先です。ご公務などはお世継ぎづくりの後ではいいのではないでしょうか……」
「……「ご公務が忙しくてお世継ぎが生まれない」など本末転倒です。」
「……いっそ、学校など行かずにいち早くご結婚いただくことが何よりに優先事項ではないでしょうか。」
「もう一つ。「悠仁親王殿下は留学されると良い」という人は、わかってないか偽善者と私は断じます。」
…………
ため息しか出ない。
しかも、その後で「今上陛下が留学され、自由を満喫されたのは、弟君がいらしたから……」と。ここにも「底意」が見え隠れするんだが……。
つづく。
この後は、「有識者会議」の参加者(第一回から)の参加者に絡みだす倉山編になります。