倉山 皇室論 その42
第三の反論
「皇籍取得を望む旧皇族などいないのではないか」
…………
そもそも「旧皇族自体いない」んだが……。
まあ、話は聞いておこうかね……。
…………
P214
「本当に今の国民の立場を捨てて皇籍取得を望む皇族がいるのか、いるなら出せ、とおっしゃる方もいます。名乗り出たら即座にバッシングの嵐になりそうですが。」
…………
重箱の隅をつつくようで申し訳ないが、
「今の国民の立場を捨てて」→国民てことだよな?
「……皇籍取得を望む皇族」→婚姻したい?独りよがりに?
「皇族なのに皇籍を望む?」
おい、編集者(実はあとで、フルネームで登場してますが……)!
相変わらず雑な仕事してるね。
つか「ちゃんと読んだ?」
それともわざと?
作者が○○なんだから、ちゃんとあなたが仕事しなくて、どーすんだ!(……実は伏線になる)
即座にバッシング……そりゃそうだろ。
婚姻を介さなければ皇籍取得出来ないんだから。
図々しいにも程がある。
だって、
「皇籍取得します!そのために婚姻させてください!」
にならんか?
常識的に言って、
「双方の素直な気持ちから結婚(婚姻)がしたいです!その為に『結果として』皇籍取得になり、(国民としての)戸籍を外れ、自由を制限されても構いません。自由より大切な、このお方と結婚したいのです!」
……じゃないのか?倉山。
世俗的な表現にある、
「順番が違うだろ!」……とはまた違った、君の「案」と称する「狂った順番」だと思うが、如何かな?
…………
「いないから女系天皇容認しかない。どこの馬の骨ともわからない人でも、「内親王殿下が選ばれた方なら、それ自体が皇族にふさわしい理由になるのだ」という理屈を唱える人もいます。」
…………
またすり替えてるし。
いないから……ではない。
「皇位継承を安定的に続けられるように」だ。
それが「応える案」だ!
「どこの馬の骨」?
お前はいつから「人様の家」の婚姻問題に首を突っ込んでいるんだ?
それにな「……皇族にふさわしい……」とまた、微妙にすり替えてる、「意図的に読み違い」をしとるが、
「伴侶としてふさわしい」とご本人が選んだ(選ばされた……ではないからな。ここは強調しておく)方なら……という意味合いだ。
わかるか?「小姑」倉山。
…………
P215
「皇族の女性が自由恋愛の末に結婚し、生まれた子供に皇位継承権がないのはおかしいと主張されます。……」
「……これこそ「ボクの(ワタシの)考えた、理想の皇室」にすぎません。この議論のどこに皇室の歴史が関係あるのか。」
「旧皇族の皇籍取得に反対するためだけに持ち出された議論としか言いようがありません。」
…………
「直系」優先だと言っている。男子、女子にかかわらずな。
「ボクの「ワタシの」……」
いやそっくりその言葉は返す。
それに、
「恋愛結婚の自由」は制限はされてないが?
皇室典範第十条
「立后及び皇族男子の婚姻は、皇室会議の議を『経る』ことを要する」とあり、確かに天皇及び皇族男子の婚姻は当事者の意思のみでは成立せず、『手続き上』皇室会議の議を『経る』ことが必要とはされている。
ただな。
典範十条は「皇室会議の議を経る」と定めてるが、他の手続き……例えば「皇位継承順位の変更」や「皇籍離脱」では、「皇室会議の『議』により」となっているが……。
「議により」と「議を経る」……どちらが「緩やか」かな?
そうそう。この本で「皇族の人権」として補講と称し、こんなこと書いてるな君は……(P183)
憲法24条(婚姻の自由)
(皇族には)なし。配偶者選びに、ある程度の意向は反映されるが、皇室会議の『議決が必要。』(『』はサトル記)
こうやって、「少しずつ少しずつ」変えていくのが、倉山手法だよな?
つづく