うさぎです。ライジングの時浦さんの書き込みを読んで、それから、すぎぞうさん、そして、やギさんのコメントを読んでの雑感です。
ちなみに、すぎぞうさんは、荒らし、ではないでしょう。荒らし、に対して、時浦さんが真剣な問いかけをするはずがないですし。
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ジャニーさんというのは、生前はカネもヒトもいくらでも動かすことの出来る、強大な力を持った人だったんですよね? そういう人の下で、小学校を卒業したばかりくらいの少年期から、強い「支配→被支配」の関係を精神に刷り込まれていった人間たち(「この人には絶対に逆らえない」という感覚を叩きこまれてしまった少年たち)が、果たして、大人になったからと言ってジャニーさんに矛先を向けることなんて出来るのでしょうか。ふつう、恐ろしくて無理だと思います。最悪、反社会勢力などを動かして、自分に様々な攻撃を仕掛けてくるかもしれないじゃないですか。裁判なんか起こされたら、どれだけ精神的・経済的に疲弊することか…。妄想が膨らんで、恐ろしくて、戦うなんてまず無理でしょう。
そのような状況で、ジャニーさんがこの世を去った後、おそるおそる、今まで言いたくても言えなかったことが言えそうだ、言ってもそこまで危険ではなくなったようだ、と感じて、告発をし始める人が出てきた、というのは、ごく普通の流れのように思われます。これに限らず、芸能でもスポーツでも何でも、圧倒的に強い立場にある大人(指導者)によって、少年・少女が、将来の成功と引き換えに性的な虐待などを受ける、というのは、ちょこちょこある話でしょうし、そういうことをその「恐ろしい大人」が世を去った後に、おそるおそる告発する、というのは、同じような悪弊を減らすという意味では、あって然るべきことなのではないでしょうか。
その、今告発している「元ジャニーズ」の人たちのことを良く知らないので、何とも言えないんですが、彼ら、そんなに卑怯な人たちなんですか? 注目を浴びるのが嬉しくて、ちっぽけな承認欲求を満たしたくて、告発をし始めたのですか?
伊藤詩織さんが、極めて強い意思と勇気を持った人であることは間違いないのでしょうが、だからといって、同じ強さを全ての人に求めていいのでしょうか。
まぁ、従軍慰安婦と構造的に似てはいますが、決定的な違いは、ジャニーさんの告発者たちは、当時は視野も狭く精神的にも未熟な「少年」であり、自分たちが望みもしなかった性暴力に身を任せざるを得ない状況に追い込まれた、という点でしょう。あるいは少年たちの中には、もしかしたら、ジャニーさんの黒い噂を耳にした子もいたかもしれません。でも、自分の成功の夢でいっぱいいっぱいになっている視野狭窄の子たちは、「そんなひどいことは起きないだろう」と、勝手な希望的観測をしてしまうものではないでしょうか。
そんなことを思いました。
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