叢叡世さん
地域ぐるみというのは語弊があるかと思います。
岩手県矢巾町には、この事件とは無縁な方もおりますので。
(社会)構造的問題と言うのは当たっているとおもいます。
いじめ自殺問題の場合、損害賠償は市町村の教育委員会か
県の教育委員会です。
財政基盤の強い県ならまだしも
地方の市町村の場合、損害賠償に何億も支払った場合
必ず財政が傾きます。町民の税金ですから。
教育員会は慎重になります。
また、事件の場合裁判がで判決が確定しないかぎり
加害者が有罪とも、無罪とも言えません。
これは大事なことで日本は、良くも悪くも法治国家です。
いじめた犯人が、ぼくがやりましたと言うような
人物ならいじめなどしないでしょうから。
当然嘘をつく。
そこを裁判で立証していく作業が出てきます。
ところが、いじめ事件は立証が難しい。
また「自殺があった=いじめが原因」という立証は
数学とか物理などを齧った論理的な人間なら
かなり困難な作業になることが想像できるでしょう。
それで、加害者の情報を守る配慮が必要になったり、
教育委員会は迂闊な発言ができなくなります。
隠蔽せざる得ない理由が構造的にある。
確かに、矢巾町の村松くんの場合、
明らかにいじめが原因で、担任の対応も
学校の対応もお粗末でプロ意識に欠けています。
それとこれは別の問題だと感じています。
公務員を批判したい気持ちや、
加害者憎しの気持ちは分かりますが、
もう少し冷静に議論してみませんか?
教育現場の人間の提案でした。