在特会などのいわゆる「行動する保守」のデモがあまりにも醜くて、昔『脱正義論』を読んだ身ですが、しばき隊を始めとする運動に対して少しだけシンパシーを感じていました。
必要悪というと大げさですが、こんなのは放置しておくわけにはいかないだろうなという思いでした。しかし右だろうが左だろうが真ん中を装おうが、運動であれば皆同じでしたね。
カウンターサイドから彼らなりの『脱正義論』が出せれば本物でしょうが、望み薄ですね。
小林よしのりへの怨念をぶちまけながら、無自覚に小林よしのりが昔描いた本の通りに、自分たちで嵌まっていってるのですから。
援助交際騒ぎの時も、サカキバラ事件の時も、構造改革批判やネトウヨ批判の時も、下心を持って擦り寄る知識人だらけだった中で、本当の意味で若者に「優しかった」のは他でもない小林よしのりだったなあとつくづく思い出されます。
それが安保法案で運動している若者に、卑しい運動家のデマやネットの流言に踊らされない知性があれば伝わると思うのですが・・・。