号外と合わせて2本の配信、ありがとうございます。
海外旅行をしていたとき、菊の御紋のパスポートの威力によって、他の国の人たちよりはるかにスムーズに入国手続きを済ませることができてしまい、申し訳なく思ったことがあります。
日本語で行政手続ができ、万が一のときは日本語で裁判を受けられ、3割の負担で病院にかかることができる。子供に恵まれれば、わが子も日本国籍を持てる。行使する機会がなくとも、これらの権利を保持して私は日々を過ごしています。
選挙があれば投票に行きます。私が投票した議員は野党と無所属にしかいないので、現政権の政策には関わってはいません。しかし、自分が投票した政党が政権を担っていた時期もありますし、今後またそうなることを願って投票する意思があります。
これは、私が日本国民であるメリットを享受しており、国民固有の権利を今後も行使する意思を持っているということです。
権利を保持する以上、国家が存亡の危機に立たされるときには、私には国家の主権者として自分も命を懸けて闘う責任があると思っています。それは徴兵制が施行されていなくても同じことです。
国家の命運を人任せにして逃げるようなことはしたくありません。
政府が命じるからではなく、国民であるから私は闘います。
近代兵器がなくても、ビール瓶とガソリンとタオルがあれば火炎瓶が作れる。占領しに来た敵の一部隊を混乱させ、上手くすれば一人や二人焼き殺すことだってできる…『新戦争論1』の第7章を何度も読み返しながら、そんなイメージトレーニングを日々しています。
何しろ経験がないし訓練も受けていませんから、本当に勇敢に戦えるかどうかはそのときにならないと分かりません。『卑怯者の島』を読んで以来ずっと自身に問うて、まだ自信は持てませんが、それでも闘える者でいたいし、そうでなければならない。でなければ投票する資格も、日本国民であることによるメリットを享受する資格もない。そう思っています。
支持しない政府の政策によって起きた戦争でも、自分が主権者である以上は戦う責任があります。政府とは主権者(国民)の使用人(公僕)による組織です。使用人の不始末の責任は、主人が取らなければいけません。
もしも「日本を守るために命をかけることは絶対に嫌だ」という人がいるのなら、その方には外国籍を取得して日本国籍を離脱するという選択肢があります。「日本人でいたいし投票はしたい、けど日本のために戦うのは嫌だ」というのでは、ワガママで利己的と言われても仕方ないと思います。
なお、参政権をはじめ国民としての権利が平等に保証されている以上、女性も徴兵の対象になるべきだと私は考えています。
戦闘に携わる以外の代替役務を男女双方に設定し、女性には兵役中でも生理休暇を認めるなどして、女性でも無理や不都合がなく国防に携われるような制度を作るべきだと思っています。