配信お疲れさまでございます。今秋は寒かったり暖かかったり、困りものですね。
明代の儒者、呂坤吾の著作「呻吟語」にこうあります。昔から乱に幸する民は四つある。
無聊の民、無行の民、邪説の民、不軌の民、と。
今風に言うと、暇人とニートとネトウヨやサヨク、犯罪者や暴力団でしょうか。
小人閑居して不善を為す、とでも言っておけばいいのですが、彼ら小人もまた、実存を証明したい欲に駆られます。小人であればあるほど、大した努力もせずに強く賢く思われたいと願う。だから、内心では小林よしのりという強者の猿真似しながら、しかし影響など受けていないと強弁するのでしょう。今は既存の価値観が崩れていく乱の時代ですから、適当に騒いで注目されれば、誰もが一家言あるように扱われる。彼らに共通する点は、対立する「悪」は痛罵するが、自身への反省は皆無ということです。私が思うに、小林先生の最大の強みは、「反省すること」です。上っ面だけ見ている人達は「断言すること」だと思っているようですが・・・。自家撞着のお猿さんたちにはそれが分からぬのですね。