こいら の削除コメント

うーん、シールズってそうやって理論武装して自分たちの立ち位置の根拠を小林よしのりだ、って責任を丸投げしてしまうんですね。
本当に個があるなら(いわゆるプロの運動家の)世間体というか空気を読むようなことはしないと思います。彼らがワンイシューで集まってるのも嘘だし、参院選前に解散するというのも嘘だし、イデオロギーにとりつかれた永久運動というカルトにはまっていくのははっきりしているんですね。
プロの運動家としては、頭数が欲しいししかも世間を知らない若者は美味しいカモでしかないから、純粋まっすぐないい子ちゃんほど騙されて運動にハマっちゃうんでしょうね。それは結局オウム真理教が若者を騙したのと一緒だし、今話題のイスラム国が若者を騙してテロリストを養成する過程と同じだと思うのです。
イデオロギーで凝り固まってる集団は、排外的になって思想の柔軟性を失う可能性は大きいです。一種の宗教にかぶれた状態に似てるし。シールズだと、安倍政権が何らかの原因で倒れた場合、また新しい敵を作って運動を続けると思われます。
この世の中には矛盾や理不尽はいくらでも転がってるのに、普通の市井の人たちは現場で苦悩しながら折り合いをつけて何とか生きてるのに、全ての矛盾や理不尽がない社会をみんなで連帯して作ろう、というのが社会運動家の思想だと思います。シールズもイスラム国に参加する若者も似たような心象でしょう。しかしそれはカルトの入り口なのです。いずれ排外主義を生んで、物事に非寛容になって自分たちの価値観に合わない人間を物理的に排除(大量殺人とか)してしまう末路に行くと思います。
自分の中の悪に気づくことはとても大事です(この問題は道徳をどうするか、という問題にもつながります)。自分の疚しさに折り合いをつけることが、社会の疚しさに折り合いをつけることになるし、それが社会の現場に出るということだと思うのですが。

日時
2015-10
投稿者
こいら
記事
「『ゴー宣』『戦争論』が変えたもの」小林よしのりライジング Vol.155
No.
21