安倍首相の靖国参拝が好評だったのを見ると
多くの日本人が顕彰とは何かということを理解していないようです
私もここで指摘されるまで分かっていませんでした
黒部川第四発電所を見学した時に黒部ダムで慰霊碑を見たのですが
「尊き みはしらに捧ぐ」と書かれていて殉職者の名前が刻まれていました
慰霊碑ということにはなっていますが靖国神社の感覚に近いように思います
当時の日本では顕彰ということが普通に行われていたようです
黒部川第四発電所は急増する電力需要をまかなうために
171人の殉職者を出しながらの難工事の末に完成しました
水力発電は原発と比べれば出力も低く時代遅れの技術かもしれませんが
誰がどこで犠牲になったかわからないまま
作業員を使い捨てにしていく原発よりはマシだと思います
今も昔も電気を作るのは命がけなのかもしれませんが
貿易赤字が増えて不況になるから原発推進だ!みたいな話を聞くと
今の日本人は不真面目すぎると思います
当時の電力危機は今よりはるかに深刻でした
戦前戦中はもちろん戦後の中ですら時代を経るにつれて
日本人はダメになっているように思えます
自分もその一員なので偉そうなことは言えませんが
多くの先人たちの血と汗と涙で今の日本があることだけは
忘れないようにしたいと思います