サトル の削除コメント

倉山皇室論 その21 ろ

その20にて、第二章は終わったのですが、「補講」がありまして。本人曰く「より深く専門的な議論を知りたい方のために(P7にて)」……という「いわくつき」になっています。

小泉純一郎や安倍晋三の経歴と共に、何を思ったか、「国民民主党」の「大塚耕平参議院議員」と安倍総理(当時)の平成三十一年三月二十日の参議院財政金融委員会での質問答弁載せる。

自ら「背水の陣」にしてしまう倉山。

聞くところによると、当事者でありながら、最近ホイホイ、くららチャンネルに出演、倉山が掘ってあった墓穴に、率先して落ちる大塚耕平。
間抜けですね。

一応、倉山的には「文字起こし」を意識したらしくヾ(゚д゚;)、「内閣総理大臣(安倍晋三君)」「大塚耕平君」と記載。かえって「動かぬ証拠」になるという……。
では、遠慮なく抜粋を。
(注……『』表記はサトル追加)

P129
○大塚耕平君
「……GHQの指示に基づいて皇籍離脱をされた宮家や皇族がこれだけいらっしゃるということについて、『これを是認する』お立場でしょうか。」

○内閣総理大臣(安倍晋三君)
「是認というのは、皇籍を離脱された方々が、言わば『皇籍を離脱したということについて、それを認めるか』どうかということ、というご質問でございますか。」

○大塚耕平君
「いや、私がお伺いしたいのは、総理は戦後政治の総決算ということを何度も……中略……同様に、このGHQの指示に基づいて十一宮家と二十六人の皇族の方が皇籍離脱をしたという、これを『このままにしておいて』本当に戦後政治の総決算が出来るというふうにお考えですかという質問をさせていただいております。」

○内閣総理大臣(安倍晋三君)
「皇籍を離脱された方々はもう既に、これは七十年前の出来事で、七十年以上前の出来事でございますから、『今は言わば民間人としての生活を営んでおられるというふうに承知』をしているわけでございます。……」
「……それを『私自身がまたそのGHQの決定を『覆すということは全く考えていない』わけでございます。』」

「他方、恐らく『皇位の継承との関係で』御質問されているんだろうと、こう思うわけでございますが、同時に、この安定的な皇位の継承を維持することは、……略……男系継承が古来例外なく……(以下定型分の為割愛)」。

…………
さてお待ちかね?の倉山読解力コーナー。
…………
「この質疑に関して「安倍首相が旧宮家の皇族復帰に否定的な見解を示した」と報じられるので、……」

「……それは違う。「私が言ったのは「旧宮家全部の復帰はない」ということだ」とも伝えられる。(「産経新聞平成三十一年四月一日。インターネット版で確認」)。

「大塚議員が「総理からは、戦後政治の総決算という決意の割には、それに適合するような御答弁をいただけていないような気がいたしております」との文脈の質問である以上、仮に真意が「全部の復帰はない」だとしたら、相当に誤解を招く表現だったのは間違いない。」

…………
あのね、倉山クン。
大塚クンはね、「「GHQの命令下で宮家がなくなった」のを、そのままで……」って質問なのね。ここまでいい?

でね、晋三ちゃんは、大塚クンの「『何に対して是認』か」を、しつこく聞き直したでしょ?

それでね、
「七十年以上経ってるから、もう『旧』じゃなくて『その後生まれてる人は、ただの民間人=国民』」って言ってるのね。
さらに晋三ちゃんは、(GHQが行った……は避けて(違うし))、
「恐らく「皇位の継承との関係で」」と言ってるよね?
だから定型文で逃げて、知らん顔なのね。

晋三ちゃんはね、(復帰案は)「憲法十四条違反」だから、答弁と、同じで「時間稼ぎしてる」の。

いいい?「GHQの決定を是認……じゃないのよ。」

ん?違うって。聞きわけのない子だね。

あとね、「全部の復帰はない」が真意ならってのは正解。でもね、間違えないでね。「全部の」だから、「一部はあり!」は違うのね。え?違う?そんなハズはない?

「集合」とか「空集合」って習った?ん?見たことはある?
それは「全員集合!」だね。

ううん。いいんだよ、混乱してるんだね。うん、大人の言い方だね。
あとね、「誤解を招く表現」ってやつね。

晋三ちゃんの「それは違う」が誤解を招くんだね。誤解を招くのは、「全部の復帰……の表現」じゃないんだよ。
正確に言えば、
「それは違う」ってのが「大嘘」なの。
びっくりした?

なんたって「息をするように嘘をつくのが安倍晋三ちゃんなの」。

おしまい。

でも、倉山皇室論はつづく。


日時
2023-03-11 05:50
投稿者
サトル
記事
「女性誌で暗躍する男系固執派の妄想」小林よしのりライジング Vol.462
No.
60