希蝶 の削除コメント

 やはり、「ゴジラ」に館して少しだけ述べておきます。先に記したことでも分かるとも思いますが…。

 あれでは「恐怖映画」過ぎるのでは、というのが私の感想です。調べてみたら、「ジョーズ」も「ゴジラ」を参考にしたのだとか。なるほど。しかし、臨場感溢れて、「怪獣映画」であることを忘れてしまった…それはできのよさ、でもあるのですが…。
 だったら、(出だしはあれでいいので)もっと復興した日本にして欲しかったかな、です。文明医批判も加わるし。戦後直後の日本だと、悲惨以外のなにものでもない。怪獣映画にはその側面も大だけれども。
 そのため、ゴジラがあばれて(これは「シン・ゴジラ」にもなかった。そもそも「動いてさえ」いなかった)街が、日常が壊されてゆくという爽快感がまるで感じられなかったのです。

 あと、話がご都合主義であるのは「シン・ゴジラ」と同じ。とりわけ、最後のシーン。ハッピーエンドだけれども。もっと説明が欲しい、というか、予測がつきました。多分、そうするのだろうな、と。
 サイボーグ009の映画があるのだけれども…あれは説明がありますが…大爆笑だったらしいですね。あれよりかは(かなり)ましですが。
 あの結末しかないな。とも思いましたが。
 キャストの問題も重要か、と(大根ではないです、むしろ名演、ゆゑに、なんです…)。

 あと、この話の政治性はかなり大でしょう。アメリカ進駐軍がソ連とにらみをきかせて動けない、とか。日本政府が無責任だとか、海軍の軍艦をかえしてもらったとか…。
 ソ連にゴジラをぶつける、は合理的な選択ではないのでしょうか?失敗するのも分かりますが。

 私はあの話に「戦争」や「終戦」を見てしまいました…。勇気を出すべきところで「逃げた」で、芥川龍之介の「白」です。好きな話なのですが。
 (オープニングがあるにしても)戦争で死ななかったことをゴジラで、というふうに見てしまったんですが…。
 「卑怯者の島」のことは失念していました、それは<(_ _)>です。

 とはいえ、続篇があったら、どうなるのか、は見てみたいです。そこからは(自分の「思い浮かべるゴジラ」)になると思います。幼稚な話にもならずに…。

 以上、コメント欄をよごしてしまい、すみませんでした…。これはあくまでも私の個人的な意見です。

日時
2023-11-30 11:54
投稿者
希蝶
記事
「偏見は大事である」小林よしのりライジング Vol.487
No.
45