ゴー宣を読んでいつも学んでいる。
しかしゴー宣を読むといつも悩んでしまう。
考え込んで、懊悩して呻吟する。
なすべきことをなさねばならないと心を奮い立たせるけれど、いったい今の自分には何が出来るのだろうかと思い悩んだ末、若い頃に夢中で聴いていた佐野元春の歌声が頭の内に鳴り響く。
「言葉に何の力が残されているのか。空っぽの意味だけが永久に繰り返されても、遥かな地平線の向こうに青空がのぞく限り、できることは何か考えてる」
読むことで学び、学ぶことで迷い悩み落ち込んで、それでも考えている。
考え続ける為に学んでいる。
固定観念の囚人にならないように、メガトレンドの奴隷にならないように、妄念に執着する亡者にならないように、理想を捨てることなく現実を直視する野郎でいる為に、ゴー宣を読んでいつも学んでいる。
ゴー宣を読んで、いつも出来る事は何かって考えている。