私的理由で公的仕事についた吸血公務員つぼきちですが、
公務員1年目で、凄まじい体験をします。
忙しくて夜中の12時をまわらないと帰宅できない激務です。
そんなのは当たり前で、前年5人いた部署が人員削減で3人に職員を
減らされ、1年生職員の私が、入ったから残業になるんです。
時間外は出せないから代休で消化しろと言われても
代休がどんどん余っていきます。土日は休めるかと思うと
地域行事と、自治体主催のイベントで全く休みが取れません。
もし、仕事をミスしたりすると新聞やテレビにきっちり出ます。
精神的にも体力的にも限界でした。
1年でつかえんやつと思われたのか教育委員会に飛ばされ、
図書館行政やりましたが、現場入っておどろいたのなんの
思想に左右があるではないですか、自虐史観の強い時代ですよ。
寄って立つ思想も、立ち位置も、ポジショントークすら知らない私は、
図書選定にあたり。かなり苦労するわけです。根無し草なんですもん。
精神的に追い込まれた時に、先輩に、「人生が楽になるから」と
誘われたのが自己啓発セミナーです。
流れのまま自己啓発セミナーで洗脳され、勧誘を強要され
仕事とセミナーのダブルパンチで、弱っていたところを
書店で小林先生の『戦争論』と出会いを読みました。
根無し草の個人主義を喝破された私の前に
「公」の概念が叩き込まれた最初の瞬間でしたね。
自己啓発セミナーを飛び出して、公へ一歩を踏み出しましたから。
強力なパンチをくらったような衝撃でしたね。
『戦争論』を読んでから、かなり本を読むようになりました。
自虐史観の問題にぶちあたり、国旗国歌斉唱問題などに
散々苦労させられましたが、
小林先生のバランスのとり方をみて、真似ているうちに
何が良く何が悪いかよく分かるようになってきました。
自分は、まだまだですけどね。
そうしたら、今まで「作業」でしかなかったものが初めて
「仕事」になりました。
公務員批判を聞くたびに、私はあるがままを話すようにしています。
でも、もし私に子供ができたら、公務員だけにはなるなと言うと思います。
関係ない長文乱文失礼しました。