「一夜の混乱よりも千年の圧政のほうがマシ」(だったかな?)というアラブの格言を思い出しました。この格言を知ったのは曽野綾子氏のタイトルズバリの「アラブの格言」という本でした。
日本人の感性からしたら「圧政なんて絶対に駄目だ!」と思いがちですが、この格言が示す通り中東世界ではそんな意見は「ガキの駄々こね」レベルなんだなぁとつくづく感じます。そんな厳しい世界に我々の甘えた理屈を投下するなんて、迷惑千万な話なんですね。
自分の中で意識的にも無意識にもまだ根強い「民主主義=善、独裁政治=悪」という感性は今一度考えなおしてみようと思います。