武藤 の削除コメント

戦争論が自分に与えた影響は大きいですねー。
自分は歴史好きで、戦国時代、三国志に関連する本は読みまくってましたが、近代史に関してはマンガ日本の歴史をかじる程度で、明治以降の日本は悪かったくらいしか認識はありませんでした。
最初に読んだ戦争論は2で同時多発テロを「その手があったかー!」には度肝を抜かれました。
近代史考察の章では自分が思っていた歴史観とは全く違っていたので最初は「本当かよ」と思い、大学時代にアルバイトで稼いだお金を戦争論の参考文献に注ぎ込んでいました。それらの参考文献を読んでいくうちに「先生の歴史観は間違ってない!サヨクめ!騙しやがったな!」と怒りがフツフツ湧いてきたのをよく思い出します。
一時期はネトウヨになりかけていましたが、ネトウヨのあまりの知性、論理整合性のなさに霹靂してお仲間にはなりたくないと思いました。
就職してからは、自分がいかに近代史の知識があろうが、大東亜戦争肯定論であろうが、全く立派な人間ではない。社会人としての役割を果たせていないと感じるようになり、自分にあった選民思想はなくなったと思います。
今でも、先生が参考文献にした本の収集は趣味でやっていますが、それで選民思想は抱きません。
社会でいかに立派な人間になるかがその人の価値を決めるんですから。歴史観、空理空論ではありません。

日時
2015-10
投稿者
武藤
記事
「『ゴー宣』『戦争論』が変えたもの」小林よしのりライジング Vol.155
No.
22