magome の削除コメント

 ゴー宣道場のブログで小林師範が「『アンネの日記』破りは排外主義か」という題名で憎韓、嫌中運動を行うネトウヨ、ネトバカが反ユダヤにまで排外が拡大している可能性に懸念を表していましたが、ネトウヨ、ネトバカが反ユダヤにまで排外を行う可能性は大いにあり得ます。なぜなら、ネットでは憎韓、嫌中と反ユダヤ(ホロコースト否定、ユダヤ陰謀論)は組み合わせる形で情報提供され、ネトウヨ、ネトバカに愛読されているからなのです。
 ことの発端は日韓ワールドカップ開催による憎韓、嫌中運動が芽生え始めた平成16年に、アニメや漫画、挿絵小説の登場人物をアイコンに使い憎韓、嫌中を主に扱った「世界史コンテンツ」というHPが登場します。

世界史コンテンツ
http://www1.odn.ne.jp/~aaa23320/sekaisi.html

嘗ては複数の作成者によって複数のHPに登載されていましたが、HPの永続困難などが原因なのか、現在は一人の管理者によってほぼ、すべて上記に述べたHPに管理されています。この中で最も長期にわたって作成されたHPが憎韓、嫌中を扱ったHPであり、ホロコースト否定、ユダヤ陰謀論を取り扱ったHPなのです(世界史コンテンツHPからはリンクがきれているHPもあるので一部再建策が必要)。

逆転ニュルンベルク裁判
http://iroiro.alualu.jp/sekaisi/sofia/sofia_top.html

Kの国と愉快な仲間たち(TOPメニュー)
http://iroiro.alualu.jp/sekaisi/pirate_of_the_takeshima/pirate_of_the_takeshima_top.html

涼宮ハルヒで学ぶ南京大虐殺
http://beauty.geocities.jp/nankingharuhi/

麻生氏が秋葉原で熱烈に支援されるのもこのようなHPの影響力が少なからずあると考えられます。また、小林師範の「ゴーマニズム宣言」も小林師範が「南京大虐殺」や「従軍慰安婦強制連行」を取り上げる時に度々説明している資料検証についても取り上げて、批判の対象とされていることから、ネトウヨ、ネトバカ、自称保守派の大半の方々は小林師範の著作にははじめから何ら敬意を表していなかったと考えられます。

http://iroiro.alualu.jp/sekaisi/sofia/sofia_02.html

この結果、ネトウヨ、ネトバカも参加するyoutubeのコメント欄でもホロコーストを否定する人が表れ始めています。

http://www.youtube.com/watch?v=N0qJvXesA_8

恐らく、ここ数年、憎韓、嫌中運動が活発化した背景には先に述べた憎韓、嫌中と同一規模で同一のものとしてホロコースト否定論やユダヤ陰謀論を取り上げたHPを熱心に読んだ輩が反ユダヤまでに排外を拡大した可能性も否定はできません。そして、先に紹介したHPもほんの一部であり、参考にしたとされるHPを見渡せば反ユダヤを取り上げたHPがいたるところに存在します。

反ユダヤ思想がナチスなどの強力な民族主義者の専売特許であるように思われますが、排外主義が戦争や紛争などの混乱を招くためであり、共産主義が宗教や君主を否定する思想でもある為か、極左も反ユダヤ主義である場合が多いのです。左翼思想を持つ木村愛二氏がその典型ともいえる存在であり、また、自らの弱い立場を否定するために共産主義に走った多くのユダヤ人からもその一例が見られると思います。

ユダヤ人もまた人間であり、ユダヤ人というだけで無条件で味方になるつもりはありませんが、目的なき、無意味な罵詈雑言、罵倒、焚書を含む排外主義は混乱と孤立を生じさせることから「天皇制打倒」をほざく極左活動家にとっては願ってもないことであり、このまま憎韓、嫌中運動を行うネトウヨ、ネトバカ、自称保守派が世間を徘徊し、安倍氏がこれら輩に支援されている限り、排外主義は憎韓、嫌中からさらに拡大し、君主国である日本は孤立して大東亜戦争敗戦後以上の苦しい状況に立たされてしまうことになるとおもいますし、極左活動家の思うつぼになり、皇統断絶を含む國体の破壊も招いてしまいかねません。

日時
2014-01
投稿者
magome
記事
「なぜ安倍政権は欧米から危険視されるのか?」小林よしのりライジング Vol.75
No.
48