がんT の削除コメント

配信お疲れ様です。
右傾化、極右化というものが進行している実態に驚きました。まず他の媒体(特に自称保守系雑誌)では目にすることのない貴重な分析と洞察です。「右傾化している」などと言われていて、関心を持ち始めた10年ちょっと前には想像できなかった主張や光景が展開されていることに愕然とします。これらは「畸形右翼」という表現が適当なのでしょうか。
ナチスへの憧憬は「かつての同盟国だから」という単純なものなのか、プロレスのナチスギミックや特撮作品によくあった(最近はないと思います)「ナチスの化学兵器」などという神秘性に魅せられたのか、それぐらいしか理由が思い当たりません。
昔読んだ歴史の学習マンガには、戦時中の日本人はヒトラーを英雄視していたという描写がありましたが、これはどこまで真実なのか、何か誇張されていないか、残虐な行為はどこまで知られていたのか……。今、読み返したとすると疑問が膨らんできます。
案外、これが右傾化への取っ掛かりになったのかなと思うと、私にもその可能性があったということになります。危ないところでした。
山田風太郎氏はヒトラーを評し「これほど全日本人の運命に―子々孫々にわたって―激甚な影響を与えた異国人はほかにない。いや、日本人にもいない。」と書かれていましたが、現在、こんなところにまで影響しているとは……。ただただ嘆息です。

日時
2014-02
投稿者
がんT
記事
「『アンネの日記』破損事件と日本の右傾化現象」小林よしのりライジング Vol.78
No.
60