小保方氏の騒ぎにつきまして、真相はわかりませんが、私の経験を基に解説を少しだけさせていただきます。理系の論文を書く時には、英文で書く場合、これまでに論文誌に登載れている論文からの盗用や丸写しがないか、コンピューターのスキャンを通すと簡単に発見されます。もちろん、自分の文章に直して参考文献を規定通りにちゃんと記載すればこのような問題は置きませんし、盗用と見なされません。しかし、その一方で研究機関によっては盗用の規定が特定されていないのか丸写しでも公認されている所もあれば自身の創造力を養うためにあえて盗用をコンピュータープログラムを導入してまで厳しくしている機関もあります。
今回の小保方氏の騒動についてまず、考え付いたことは論文を提出するときに論文誌側はちゃんと、査読したのか?また、博士論文は一般に公開されてパソコンでも回覧が可能であったのかということです。通常、盗用は論文誌の審査員が査読する時点で発見されているはずですし、研究内容に矛盾点などがあった場合も同じく、論文誌を査読している時点で発見されているはずです。なのに、論文誌にも登載が決まった後で再現性がないことが発見されて論文誌から取り下げることが決定されています。
ここで追及しなければならないのは小保方氏自身のことではなく、論文誌の査読制度と研究機関における引用、盗用に対する姿勢についてであると思います。私も様々な研究開発事業に携わってきましたが、秘密を守る機関では盗用、引用に対しては大して注意を払わない一方で特許については専門部を設けるほどに神経を使っていました。一方で論文数を競う研究機関は論文からの盗用を避けるためにコンピューターに歴史上に残るありとあらゆる論文を記録し、盗用を発見した場合、ただちにコンピューターに発見されるようにプログラムされています。
おそらく、今回の小保方氏の研究課題として論文よりも特許を優先した論文であり、特許を他の機関に先にとられないためにあえて論文も機密を保守する姿勢で作成したのではと思います。しかし、小保方氏だけではなく、理化学研究所としても経験も浅く、おそらく前代未聞の作成に近かったから論文取り下げという形になったのだと思います。よって、今回は研究者として小保方氏もしかるべき責任を取らなければいけないのでしょうし、博士論文も取り下げるという事態になるほど深刻なのでしょうが、いままでの研究機関に所属していた経験と研究課題で通じていたが全く通じなかったということなんだと思います。
そして、週刊誌や報道機関が取り上げていた姿勢を見てみますと、まず、小保方氏を若い女性だからと取り上げている側面が目立ちます。本来ならば研究成果だけを取り上げ、主任研究者の経歴と研究方針を詳しく乗せるはずなのですが、そのような内容は記事には見当たらず、若い女性だからという点に注目をしています。また、現在でも若い女性だからということに固執していることから、これら記事は無能で異性にもてずに自信も持てない男性陣を狙った報道記事であることがまるわかりで、故に研究や細胞について追及していないことも明らかです。
この小保方氏の騒動から見えることは
1.小保方氏を取り上げた記事を読む人の大半は科学力や科学の進展など頭にない、無能でもてない男性陣とそれに追随する輩である。
2.小保方氏の事を書いた記事を読む人は異常な男尊女卑に支配された輩である。
小林師範がベビーシッターの事件について取り上げていましたが、ネットであれ、広告であれ乳児の命にかかわる問題なのですから値段が安い場合は警戒心を抱くのは普通なのではと思うのです。なぜなら、値段が安いということはそれだけ危険性や不便さを伴うことでもあるからなのです。また、安い交渉を過剰に利用するとかえって良質な産業を蝕み、劣化させることになりかねい危険性が伴っているのです。
食品に例えれば、農薬と化学肥料、抗生物質などの薬品を使った農産物や水産物は補助金制度もあり、安く大量に出回りますが、狂牛病や生活習慣病などの危険性が伴います。そして経済上難しいからとこれら食材を大量に消費しすぎると無農薬で安全な食材は売り上げが厳しくなり、経営を継続することが難しくなり、安全な食材を生産する業者は廃業していくことになるか、あるいは劣化した食材を生産し続けるしかなくなります。
ベビーシッターでも同じで、これら信頼の怪しい危険性の高いベビーシッターを使うこと自体、ちゃんと、仕事をしているベビーシッターを廃業の追い込むかベビーシッターの品質そのものを落としかねません。これは顔見知りであっても同じです。
私の場合はベビーシッターに面倒を見てもらった経験はありませんが、物心がつき、親が留守の時に兄弟げんかが絶えなかった時に年上の人に面倒を見てもらったとこがありますが、その時も一年以上の家族間での交流期間があってはじめて面倒を見てもらうこととなりました。
一方で私がかつて勤めていた職場でも子供の面倒について語ることは半ば禁じられていました。たとえ、相談するにしても託児所ひとつとて教えてくれませんし、むしろ、このような業務以外の相談をすると厄介者扱いされがちでした。故に片親がいたとしても子供の面倒について相談されると契約を打ち切るのか、片親であることがばれると職場にいられないという空気が漂っていたのを覚えています。また、部屋を借りるにしても乳児がいると鳴き声で近所迷惑になるのか敬遠する物件も少なくないと聞きます。いままでの聞いた話や経験からして現在は、片親はもちろん、乳幼児は社会にとって厄介者のように扱われている雰囲気が漂っているように感じます。今回のベビーシッターの件は勿論、愚かな親の愚行による結果であることに変わりありません。そして、そのようなネットで顔も知らない輩がベビーシッターに何の責任もなく、なれてしまうほどに乳幼児が厄介者扱いされているというこの状況をどうにかならないのかというのが正直な感想です。