うさぎです。トッキーさんのブログを読んで、思う所があり、もとの記事を読んでみました。
結局、具体的にどのような行動をとるのか、ということが太田は曖昧なのだと思います。こういう奴に対しては、アメリカ人なぞは、こういう言葉を投げつけることでしょう。
So What? (「で、結局、どうしたいのよ?」)
太田は、プーチンの言い分に理解を示すことが必要であるとしながら、その後で、どのような行動をとるべきと考えているのかが、よく分からない。理解を示した上で、日本はプーチンの軍事行動は正当であるとして、ロシアを支持すべきと考えているのか。
それとも、そうした軍事行動(侵略)は手段として認めるべきでなく、経済的な制裁、さらには何らかの軍事的な制裁にまで踏み込むべきと考えていて、その上で「盗人が持っているであろう三分の理」に耳を傾けるという姿勢は忘れないでおこう、という姿勢なのか。
まぁ、結局はトッキーさんの言うように、太田はそういうところまでは考えてないのでしょう。サヨクにありがちな、覚悟無しの、ええかっこしいですね。
一方、この記事を読む限りでは、石破さんは、交渉で解決するという選択肢を重視しており、そのためにはプーチンの「顔を立てる」ことが必要で、彼の言い分にも理解を示しつつ、両方の紛争当事者が銃を置くように仕向けていくべき、という姿勢のようです。石破さんは、"So what?" に対する答えは、しっかり持っている。
石破さんは、太田の「やっぱり、何でも言える空気がないと危ないですよね」という言葉に対して、それに同意するような返答をしている。つまり、安全保障のことでも、今回の紛争のことでも、いろんな角度から自由に議論できるような雰囲気が大切だ、という点で、太田に同意している。しかしながら、決して、プーチンの軍事キャンペーンを容認すべきとは言っていない。あくまでも「プーチンの顔を立てる」ことが、解決に向けたプロセスにおいて欠かせない、ということを言いたいようです。
トッキーさんに対して石破さんは、こう言いそうな気がする。「それで、プーチンの言い分を否定して、彼を話し合いのテーブルから立たせるのは、望ましいことなの? そうなるとこの問題の解決方法は、経済的・軍事的制裁だけになるけど、それでいいの? 出口は見えてる?」
ヒトラーであろうと誰であろうと、カギとなる人物の「顔を立てる」ことが、実際に今起こっていることの収束のためには欠かせないのであれば、そうすべきだろう、というのがリアリストの石破さんの立場なのではないでしょうか。
ちなみに、太田は20年前は面白かった。狂気があった。でもある時期から政治のことを口にするようになって、それがつまらなくて、彼の番組などは見なくなりました。談志とか、たけしに、憧れてるんだろうけど、彼が政治を語っても面白くない。面白いなら、語ってもいいんだけど。
うさぎでした。