希蝶 の削除コメント

 木蘭さんのブログに関連して、変な例をまたあげてみます。「スレイヤーズ」というファンタジー小説があり、アニメにもなった話だから、知っている人も多いと思いますが…。
 未読のかたのために紹介しますが、スレイヤーズというのは、リナ・インバースという魔導師のヒロインがガウリーという剣士の相棒とともにファンタジー世界を駆け巡る冒険小説なのですが、その中にゼロスという魔族の神官が登場し、リナに協力するかと思いきや、魔族の利益のためにリナたちを利用するといった行為を繰り返します。しかし、リナたちはそういうゼロスのことを知りつつ、友人としてつきあっているといった関係です。
 アニメの第三部に、リナたちと同行する龍族の巫女というのがいて、ゼロスが敵方とリナの命を取り引き材料に使うという場面に出くわし、「やはりこいつは魔族だ」と敵意をむき出しにするのですが、その有様を後でリナたちに報告したところ、リナたちは「ふうん」と返し、ゼロスに「そんなことをしちゃ駄目じゃない」とか言って許してしまうという場面があります。最初、この場面を視聴した際に、奇妙なシーンだ、と私は思いましたが、ロシアメディアを信奉するかたがたに足りないのは、こういうところではないのか、と私は思うのです。つまり、人間とはそれぞれ何かの意図があって行動をするわけで、ふぐ料理を食べるのに毒に注意するようにして、危険である部分とそうでないところを仕分けする、という行為を繰り返しているのではないか、と。あまりうまく表現できないけれども、そんなことになるのではないか、と。
 以上、簡単ながらもつけ加えてみました。つまらない話で、すみませんでした。

日時
2022-05-03 05:21
投稿者
希蝶
記事
「生娘シャブ漬けと道鏡コンプレックス」小林よしのりライジング Vol.434
No.
157