4回目ですが、補足を…
上に挙げたように、光仁天皇と、光格天皇の例は、儲君ですが、少々特殊な例、経緯での即位ですね。
(光仁天皇、光格天皇、そして光孝天皇、光厳天皇、光明天皇といずれも諡号に“光“の字がついているのは偶然でしょうか?)
あと、聖武天皇は持統天皇のひ孫ですね。
持統天皇→草壁皇子→文武天皇→聖武天皇
持統天皇の妹君元明天皇ならお孫さんですね。
元明天皇→文武天皇→聖武天皇
ところで、初代天皇である神武天皇にも皇太子の時代があったことが日本書紀に記述されております。
“十五歳で皇太子になられた“旨が記述されております。それから三十年後に、東征することを決意し、さらにその七年後に、橿原宮で御即位されたとあります。
天皇になられたのは皇太子になってから三十七年後ということですね。
つまりは、三十七年間、皇太子の時代があったということでしょうか。
もちろん、日嗣の皇子という意味合いなのでしょうが、これは、天照大神の大業を継ぐということ、“シラス“事業を継承するという意味に他ならないと思います。
やはり、“神武天皇から“ではなくて、“天照大神から“というのが理にかなっているとわたしは思いました。